本日は南町のT様から羽毛の診断のご依頼がありました。
現在はお使いでないようですが、捨てるのはもったいないので診断してほしいとの事でした。
見た目はふくらみもあり、生地からの羽毛の吹き出しもありませんでした。
しかし、襟元に汚れがあり、さらに靑錆(カビの一種)が見うけられました。
上から二番目(布団の横側)の写真と三番目(布団の襟元)を比べると緑色に変色しているのがわかります。
これはプリントの色ではなく、油脂分が付着して変色したものです。
中身を見てみるとダウンが玉状にかたまり、小さくなっていました。
本来であればリフォームするのがベストです。
T様は「あまり使ってないのでお金をかけないように」との事でしたのでクリーニングをすることにしました。
今回は、足し羽毛40gがサービスになっているので襟元に足し羽毛をしてから水洗いクリーニングをします。
襟元をふっくらさせ、少し汚れも落ちれば十分お使いになれると思います。
ただ、5年後ぐらいまでには一度リフォームをした方が、羽毛をダメにしない最善の方法だと思います。
(上の写真の筒に入っているのが羽毛40g分です。結構ありますよね~!)