今日は中央のM様宅に息子さんのお布団一式をお届けに伺いました。
その際に古いお布団をお引き取りすることになりました。
その中にご主人が昔からご使用していた羽毛ふとんがございました。
「こちらも処分されるのですか?」とお聞きすると「古くなったから」とのお返事。
私の見た感じでは汚れはございましたが、まだふくらみもあり捨てるのはもったいない感じでした。
そこで「中身の状態を見てみませんか?」「リフォーム出来るかもしれませんよ?」と
お話をしたところM様も診断を希望されました。
診断した羽毛がこちら
襟元などは油脂分が付着し汚れがございました。
ダウン率95%の良品で1,4kg入り。
全体的に張りは無くなっておりました。
中身を取り出してみると油脂分で玉状になっておりましたが
ファイバー(ちぎれた羽毛)が少なく十分にリフォーム可能な状態でした。
冬用の羽毛は家族分揃っているとの事でしたので足し羽毛無しで
合い掛けにリフォームすることをお勧め。
足し羽毛が無いのでリーズナブルに出来上がります。
M様も奥様とお話していたようで「合い掛けがあると便利かも」と
リフォームを承りました。
M様は「記憶では15~20年前に親に買ってもらったもの」との事。
長くお使いでも十分にリフォーム出来ます。(痛み方にもよりますが)
10~20年くらい前の羽毛は品質の良いものが多いです。
今の安価な羽毛と比べるのは論外。
原毛が減少し高騰しておりますので貴重品として大切にお使いください。