昨日は川口市よりM様ご夫婦がご来店。
羽毛ふとんのリフォーム診断をご希望でした。
ご結婚時にいただいた羽毛ということで出来ればリフォームを
したいとのご要望でした。
約20年ほどお使いとのことでした。
診断した羽毛がこちら
襟元の汚れがあり、靑錆(カビの一種)で生地が変色しておりました。
中身を取り出して見ると、羽毛に油脂分が付着し、玉状に固まり
色も黄ばんでいました。
しかしながらファイバー(ちぎれた羽毛)が少なめでしたので
十分リフォーム可能。
ラベルも消えかけておりましたが、グースダウン90%表示が見え、
中身も良いものであると思われます。
お話を伺うと季節によってこちらの羽毛と合掛けと肌掛けを
使い分けているとの事でした。
おそらく20年ご使用してもふくらみがあり、傷みが少なかったのは
使い分けが良かったからだと思います。
羽毛ふとんのリフォームは使用した年数だけで判断が出来ません。
品質、使い方、体質、寝相などにより痛み方が違います。
その為、当店では診断してからアドバイスをさせていただいております。
皆様も「長く使ったからダメだろう?」とあきらめず、
まずは診断をしてみてはいかがですか?
最近は「買い換えた方が安い」という方も多いですが、
昔の良いものと、今の安物とは羽毛の種類や生地質などが違います。
ご説明を聞いてから判断いただいた方がよろしいかと思います。
大事な羽毛ふとんを無駄にしないでください。