川口市からご来店のT様。
羽毛ふとんのリフォーム診断のご依頼。
シングルとダブルをお持ちいただきました。
両方ともかなり高額でお買い求めになられたのこと。
長年お使いの為、かなりの痛みと汚れがございました。
シングルサイズは旧西ドイツ製。
表示も無く、ダウン率や重量が不明。
中身を取り出して見るとフェザーが多いものでした。
シングルは買い換えることに。
ダブルサイズはこちら
張りがまったく無く、片寄りもございました。
中身のダウンはダックですが93%のダウン率。
中身を取り出して見るとかなり粉々。
ファイバー(ちぎれた羽毛)がかなり多い状態でした。
通常ですとこちらも買い替えをお勧めするレベル。
なぜなら、目減り率が多く、足し羽毛の量が増えることに。
するとリフォーム価格が上がるからです。
また、形の残っているダウンが少ないと元通りには戻らない可能性も。
今回、ダブルサイズの重量としては多めに入っているため、
目減りしてもどうにかシングルサイズには直せそうでした。
T様もシングルサイズへの変更をご希望であったので、
洗浄後の残った羽毛だけでシングルサイズにリフォーム
することを決断されました。
もう5年から7年ほど前に診断していればもう少し良い
リフォームが出来たかもしれません。
使用している期間や使用している方の体質・寝方によって
痛み方は違いますが、約10~15年の間には診断を
しておいた方が良いと思います。
20年以上お使いの方は手遅れにならないようにご注意ください。