昨日に引き続き今日は染色工場のお話。
日吉染業株式会社様に伺いました。
広大な敷地の中で大変に大きい工場です。
こちらは版になり、何枚もの版の組み合わせで
それぞれの色を着けていきます。
流れ作業ではありますが、塗料を流し込むのは
ベテランの職人さんが手作業で行っていました。
染めた生地を熱処理して色落ちを防ぎ、その後洗濯していきます。
乾燥させながらシワを伸ばしていき出来上がってきたのがこちら
こちらはカーテンの生地
(当店で扱っているシンコールの生地がありました。)
こちらは羽毛の生地をダウンプルーフ(目つぶし)加工を
している機械。
圧縮することで生地の隙間をなくし、
羽毛の吹き出しを防ぐためです。
加工する前と後では触り心地がまったく違いました。
最後にこちらは巨大なインクジェットプリンター。
小ロットで色柄が複雑なものを染めています。
コストがかかるので大量生産には向かないようです。
今回の工場見学で生地一つをとってもこれだけの技術を
手間をかけていることがわかりました。
物を大事に使うという気持ちがさらに深まりました。