昨日は、羽毛布団の診断のご依頼がございました。

お客様のお宅に伺い、羽毛布団の中身をあけて、

見ていただきました。

お話を聞いていくと、おばあ様がお亡くなりに

なった後、お孫さんがお使いになっていたという

ことでした。

使用年数は２０年以上というお話でした。

中身の羽毛の劣化はしておりましたが、元々の羽毛

の品質が良かったと思われ、十分リフォームが可能

な状態でした。

さらに、可愛がっていただいたおばあ様への思いもあり

「直したい」という気持ちが伝わってきました。

おばあ様の形見の大切な羽毛ふとんですので、当店でも

きちんと「直したい」と思います。

 

 

お預かりした羽毛(だいぶ汚れがございました。

 

 

襟元の生地が劣化により、穴が開いておりました

 

 

取り出した羽毛(油脂分が付着し、色がベージュに。ダウンも固まりつつありました）

 

 

ファイバー(ちぎれた羽毛)が多い。

 

 

ダウンが玉状になっているさらにフェザーと絡み合い塊

になってしまった。

ただし、元々のダウンは良質であった為、２０年以上使用

してもまだまだリフォーム可能な状態である。