昨日は南町のO様からご相談のお電話。
O様は昔からの当店のお客様でいろいろとご購入いただいております。
早速お伺いし、お話をお聞きいたしました。
当店でお買い上げいただいた羽毛ふとんを十数年お使いいただいておりました。
嵩もまだあるし、暖かいのは問題ないのですが、
O様は脳梗塞を患い、半身が不自由になってしまったと。
嵩があると圧迫感を感じるのとベッドに寝ていて布団が落ちてしまい
引っ張り上げられないとお困りのようでした。
今までお使いの羽毛がこちら
元々の中身が良かったので十数年お使いでも嵩はあります。
しかしながら、今のO様が求めているのは
①「嵩がないけど軽くて暖かい」
②「ふとんが出来るだけズレ落ちない」
③「体温調整が難しく肌掛けと冬掛け羽毛の中間の時期が困る」
ということです。
O様は新しい羽毛で希望に沿うものがあれば買い替えても良いとの事。
お話をお聞きし、総合的に一番いいと思われるご提案をさせていただきました。
①生地の軽いロイヤルスターで軽さと保温力を損なわないようにする
②今までのキルトが3×5マスで大きいためベッド用キルトでズレ落ちないようにする。
③新しい羽毛を見て掛けていただき、ご希望に沿うようでしたら、
今までの羽毛ふとんをリフォームして中間時期に使う合い掛けに直す。
O様は新しい羽毛を何点かかけてみたいとの事でしたので一度店に戻り
ご希望に合いそうな羽毛ふとんを持って再度お伺いし、実際にかけていただきました。
O様が気に入られたのがこちら
ロイヤルスターのポーランドグースダウン90%入り羽毛。
1,2kg入りのベッド用キルトタイプ。
実際にベッドからの乗り降り時のしやすさ。
掛けてみての具合などでお選びになりました。
(もう一枚の試した方は嵩が出て、掛けていて圧迫感があるようでした)
今までの羽毛はリフォームをして足し羽毛なしの合い掛けに直すことに。
費用も抑えられ、中間時期に使えるものに変わります。
キルトもベッド用に直します。
少しでも体にご負担がかからず眠れることを祈ります。
また、中央のN様に先日ご注文をいただいていた掛け布団をお届けしました。
息子さんのお布団ですが軽いの(羽毛)が苦手で重さがある方が良い。
でも、私が干すのが大変との事でしたのでお勧めしたのが
「手作り羊毛100%掛け布団」
ある程度の重さはあるが、綿のお布団ほど頻繁に干す必要がなく
湿気が逃げやすいので重くなりにくい。
さらに暖かく、打ち直しも出来るので経済的。
N様も喜んでおりました。
O様,N様、それぞれご希望が違います。
ご希望に出来るだけ沿うようにご提案することを心掛けております。