中央のW様にご注文をいただいたオーダー羽毛ふとんを
配達に伺いました。
その際、古い羽毛ふとんの処分を承りました。
店に戻ってから興味本位で、古い羽毛ふとんの中身を
開けてみました。
それがこちら
一見ふくらみがあり、20年ほどお使いになられたものとは
思えませんが、張りは無くなっておりました。
襟元に油脂分が付着し、スカスカになっておりました。
当店でお買い上げいただいた羽毛で、中身はダウン率93%の
良品です。
中身を見ると、油脂分で固まり、玉状になっておりました。
ファイバー(ちぎれたダウン)も少し多めでした。
リフォームして元通りにするには足し羽毛の量が増え、
高額になると思われます。
しかしながら、もともとのダウンの質が良いので
捨てるにはもったいないくらいのものでした。
そこで、W様にお話に伺いました。
W様は一年中、厚い羽毛ふとんを掛けているとの事。
(夏も冷房の中で掛けている)
そこで、古い羽毛をリフォームして合掛けにリフォーム
することをご提案。
痛んだファイバーやゴミは取り除き、玉状のダウンは
洗浄・乾燥で元の状態に回復させます。
おそらく0,9kg位は残ると思われます。
足し羽毛をしないで作るので、お値段もお手頃で出来ます。
合掛けと厚掛けを併用すれば、それぞれが長持ちします。
W様も「丁度そのくらいの羽毛がほしかった」との事。
リフォームして合掛けを作ることになりました。
今、羽毛が高騰しているので、再利用できるものは、
このようにするのも一つの方法です。